ピンピンコロリを目指す
~「ロコモ予防で元気モリモリ講座」参加報告
その1
宮原先生の活動の一つに、地域の高齢者を対象としたロコモ予防講座があります。今回は、台東区にある「訪問看護ステーションたいとう」で行なわれた「ロコモ予防で元気モリモリ講座」についてご報告します。
参加者は、60代から80代ぐらいの男女で、宮原先生は耳の遠い方にもよく聞こえるように、いつにも増して大きな声でお話されていました。時折ユーモアを交えながら、さながら「みやちゃん劇場」のよう。参加者の笑顔と笑い声を交えながら、ロコモ予防についてのお話のあとは、ロコモ予防体操の実践が行なわれました。
最近よく耳にするようになったロコモは、ロコモティブシンドロームの略。ハワイで人気のご飯のうえにハンバーグと目玉焼きを載せた「ロコモコ」とそっくりな名前ですが、意味はまったく違います。ロコモは、足腰の筋肉や骨、関節などが衰える運動器症候群のことで、加齢や運動不足が原因で起こりやすくなります。
宮原先生によると、日本人の女性の平均寿命は86歳ですが、自立で生活している人の平均年齢は73歳とのこと。平均すると13年間は介護が必要ということになります。介護の入口となる要支援の方の3割以上はロコモが原因とのことですから、ロコモを予防することは、自立して長寿をまっとうするためにいかに大切かということがわかります。
私の義母と実母は、現在ともに75歳。2人も今は元気でひとり暮らしをしながら日々の生活を楽しんでいますが、できればこれからもできるだけ長く、今の生活を続けてほしいと願っています。そのためには、ロコモ予防について、私はもちろん、本人たちにも気をつけてもらわなければ、と実感しました。
次回はロコモ予防について、具体的に何をすればよいかをご報告します。
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