HAP活動レポート

第31回『The Vivid』・The Vivid 10周年記念公開講座レポート

【日 時】平成21年 7月4日(土)
【会 場】ホテルモンターニュ 松本 1階「ソネット」

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 更年期女性のトータルケアを考える勉強会として年3回研修会を行ってきました The Vivid も10周年を迎え、平成21年11月8日に松本市総合社会福祉センターで、市民公開講座を行いました。「女性が輝いて生きるために」〜思春期から更年期の性と健康を考える〜という公開講座としては難しい演題であったにも拘らず、136名の参加があり、活気に満ちた公開講座となりました。

 WHF21ウィメンズヘルス研究会副理事長の宮原さんからは、思春期に潜む6つの危険を解説していただきました。会場の方からは、「もっと早くから知っていれば、自分の子育てのときに間に合ったのに」という意見や「親子のコミュニケーションの必要性」、「教育の大切さ」を感じたという意見が聞かれました。

「中高年のセクシャリティーアンケートから考える」という堀口貞夫先生の講演には、初めて聞く中高年の性の実態に会場全体が唖然とする事も、ほっとする事もありました。皆さんこのようなアンケートが行われたこと自体に感心されていました。性教育でもご高名な堀口雅子先生には「ゆれ動くからだと心」という演題で、思春期から更年期にわたる女性の身体・心について、とてもわかりやすく話していただきました。更年期真最中の方からは大変良いアドバイスをいただいたと大変好評で、もっと話をお聞きしたいという意見が多かったようです。また、WHF21の協力で更年期相談、食事栄養調査、アロマ石鹸つくり等も行われ、たくさんの方が参加されていました。今回、性に関する公開講座を開催し、たとえ悩んでいても医師に向かって話すこともできないし、どこに相談をもっていったらいいのかわからないという方たちに、少しはお役に立てたのではないかと思いました。今後も、各地でこのような性の問題が講演されることを願っています。

The Vivid 世話人  河野直子

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この法人は、女性のライフステージに応じた健康管理と疾病管理(以下「ウィメンズヘルスケア」という)の改善とその向上を図るための情報を、広く一般女性および医療ならびに関連領域に従事する者に伝え、社会にウィメンズヘルスケアのあり方を提言する。それらの活動により女性のQOL向上に貢献することを目的とする。併せて、地域包括ケアに関わる医療・介護職の人材育成や調査研究により、老若男女が協働できる仕組みを提言し、地域住民の健康維持・増進に寄与することを目的として活動する 特定非営利活動法人です。