特定非営利活動法人Healthy Aging Projects for Women(HAP)主催
健康サポート薬局研修(技能習得型研修)
HAPの研修は、より実践向けに組み立てています。
健康サポート薬局を申請実践されたい方向けコンテンツを盛り込みました。
日本薬剤師会の研修等で修了認定を取得される方でも、
単回ごと参加できるようになっています。
磨きたいのは技術です・・・
すぐに研修スタートできます。
NPO法人HAPの研修は健康サポート薬局づくりに役立つ実践コンテンツ満載。
【座学講座】4時間以内5000円~8時間10000円です。各回申込。
【eラーニング】13200円/1年間で提供。
研修では、健康サポート薬局申請そのものも支援しています。
HAPのeラーニングはスマートフォンでも聴講することができます。
- 研修を兼ねた
健康サポート薬局立ち上げ・継続支援
コンサルテーション 詳細 - HAPで修了認定を
希望する方
(すぐに始められます) 受講申し込みへ - 他の団体(日本薬剤師会等)で
修了認定を目指す方の技術向上に
(単回ごとの参加も可能) 受講申し込みへ
店舗ごと事業所単位での研修等を受け付けています 少人数でも対応します。
第三者確認申請適合認定(更新)
2023年9月14日より2024年9月末日までの更新適合の判定をいただきました。
未来につながる、夢のある“健康サポート薬局”づくり
地域ごとに、住民と医療介護職がみんなで力を合わせてひとつの健康情報拠点をつくりあげてゆく・・それは地域の平和な日常生活を支え、人々が生きる大きな糧となります。 健康情報の源は、日々の住民のふとした疑問・心配ごと・将来への期待を含めた日常の生活の中からうまれてきます。それに応えながらだんだんと育ってゆくものです。 あそこに行けば何か解決の糸口がみるかる・・そんな健康サポート薬局づくりを目指すナビゲーションをしてゆきたいと思っています。
日本の未来を支える夢のある
“健康サポート薬局”づくりを目指しましょう。
昭和30年代、著者の子どもも頃の時代まで、薬局といえば、地域の健康や衛生用品、急な病気の相談場所でありました。夜の突発的なこどもの発熱、吐き下し、腹痛、夜泣き、外で遊んで転んだときのちょっとした怪我、など、薬局の玄関をこんこんと叩いて「夜分にすみません・・こんなことが起きて・・・」という相談から、地域で高齢の住民が亡くなった際にいわゆるエンゼルケアに使う「脱脂綿」を購入されることもありました。小さい頃から薬局で育った自分には懐かしい思い出です。昭和時代から平成にかけて、多くのドラッグストアが台頭するようになり、昨今ではコンビニエンスストアでもOTC医薬品の取り扱いから処方応需までを扱うようになりました。
一方で、日本では、平成12年4月に介護保険制度がスタートし、それ以来、在宅サービスを中心にサービス利用が急速に拡大するなど、介護保険制度は、老後の安心を支える仕組みとして定着した一方で、様々なビジネス産業の流入により介護費が増加し、国民の現状の負担では賄えないほどの費用が掛かるようになっています。 同時期に地域の保険薬局は、大手調剤チェーン店の台頭や様々な業態(コンビニエンスストアなど)においての異業種提携による調剤応需システムの構築など、保険薬剤師の役割が調剤と服薬指導の特化された形に変わってゆき、また在宅医療においては、医療と介護事業との上手な連携がとれない中、2本立ての仕組ができあがってゆき、薬局本来の地域密着型医療相談の良さが失われてゆきました。
今般の国の制度の改訂により、以前から潜在していた、薬局本来の役割である地域のかかりつけ薬剤師・薬局の制度と調剤・服薬指導だけに特化しない、広い視野の保健業務・公衆衛生業務を健康サポート薬局で担えるという大きなビジョンは、まさに今窮地に立つ日本の医療介護制度において、未来に向けての大きな光明となるものです。地域に根差した医療者であり、箱もちの薬局薬剤師が、地域住民の第一線の相談役になり一人一人の住民が住み慣れた街で生きてゆくための支援者でありともに歩む仲間でありえること、それが「健康サポート薬局」構想です。このような役割を担える幸せを礎に一人でも多くの薬剤師がこの業務に取り組んでほしいと考えています。薬剤師にとっても生涯学習であり、その学習自体の充実がすべて地域住民の健康や生き方の支援になるものであります。新しい時代の夜明けです。ぜひチャレンジして参りましょう。
NPO法人HAP 理事長 宮原富士子